株式会社ヒロマス 代表取締役 金南亨からのメッセージ
失敗し悩みながら成長してきた
2004年に家電通販サイト「A-price」(現「PREMOA」)を開設しました。まだまだ日本語も十分に話せない中での株式会社MOAとしてのチャレンジがスタートしたのです。EC市場が間違いなく急成長するとの確信と、自ら考えたビジネスモデルへの自信だけが支えでした。
予想通りにEC市場は急成長を続け、「A-price」も業績的には順調な成長曲線を描けましたが、実態としては平たんな道ではありませんでした。まず、家電通販サイトの生命線である仕入れは、創業当初は家電メーカー1社1社訪問し断られ続けました。しかし粘り強く提案と交渉を続け少しづつ取引企業を拡大することができました。また、EC市場も景気の動向、消費税・エコポイント・地デジ化など制度変更の荒波の影響を大きく受けます。これも冷静に丁寧に法令順守に努め、お客様に誠実に対応することで乗り切ってきました。さらに、会社の業績拡大に伴い増員を続ける社員を組織化することに腐心し続けました。賃金が大事なのか、やりがいか、労働時間か悩み続けた結果、そのすべてのバランスが大事で、社員に幸せを感じてもらうことを追求しなければならないとわかりました。
そして、このように重ねた失敗と悩み続けた経験で、お客様、お取引先、社会、そして従業員すべてから「必要とされること」が何より大事と学ぶことができ、結果として成長もできたと考えます。
新たなチャレンジに挑みます!
ゼロからのスタートから13年、株式会社MOA(ECサイト「PREMOA」)は二百数十人の社員と500億円を狙えるポジションに到達し、ここが次のステージを考えるタイミングと感じました。一つはMOAの更なる成長とIPO(株式上場)を目指すこと。もう一つは、新規事業としてスタートした新たな成長市場である宿泊サービス事業への本格的取り組みです。ただ、資本と時間等リソースを考えると両立は困難です。そこで悩みに悩んだ結果として、MOAは外部資本との提携を行いIPOへ導いて頂き、新規事業の宿泊サービスホステル事業に集中することと致しました。幸いMOAには最適の提携先が見つかり、自分の子供のような会社をお任せする決心もつきました。さあこれから、チャレンジ第二章がスタートします。
「ヒロマスグループ」はホステル事業を通じて、不足する宿泊施設というインフラの整備と、日本の観光事業発展への寄与を目指します!
新生「ヒロマスグループ」が取り組むホステル事業は、増加を続ける国内外の旅行者向けに安心でリーズナブルな価格での宿泊施設の提供に取り組みます。そのために、自社物件でのホステル運営事業、有休施設のホステルとしての運営代行事業、宿泊サービス事業ノウハウのコンサルタント事業を柱とします。
当面の目標は、自社物件30件と運営代行70件で都合100件の早期チェーン化を目指します。
そして、インターネット通販事業で培ったインターネットビジネスノウハウを最大限に発揮して現状維持している稼働率90%以上を継続できるサービスレベルの高いホステル運営を実現します。
そして「ヒロマスグループ」は、このMOAでの失敗と悩みぬいた経験を基に、お客様へ質の高いサービスが提供でき、お取引先とはWin Winの関係を築き、社会からも存在価値を認められる「必要とされる」企業を目指します。